“アズマ”との出会い

毎日を何となく過ごす事が得意だった。 それなりの努力をしていたのでテストではいつも1位だった。 残念ながら運動神経には恵まれなかったけど それでも懸命に部活の練習に励んだ。 テクニックこそ上達しなかったものの体力は十二分に付き、 小さな規模ではあるが陸上で表彰状を貰った事も何度かあった。 それは私にとって至極当然のことで、 努力というものは人生にデフォルトで備わっていた。 努力をしない私は私として認められないと常に思っていた。
無
無名の名にふさわしき人間です