プロローグ

とあるお城に王女が生まれました。 王と王妃はとても喜び、王女をアイリーンと名づけました。なんとも可愛らしくそして美しいアイリーンは、その国の平和の象徴とも言われ国民たちにも愛されていました。そして、すくすくと育ちアイリーンは、4歳の誕生日を迎える日がやってきました。 「アイリーン、お誕生日おめでとう。」 「ありがとう。なんて可愛いクマさんなの!大事にするわ!!大好き!パパ!」 クマのぬいぐるみをぎゅっ抱きしめ、見て見て!と使用人たちに見せに行くアイリーン。「おめでとうございます、アイリーン様。」素敵なプレゼントを見せに行っては誕生をお祝いする言葉を受け喜びを感じ嬉しくなりました。 「さあ、このクマさんの名前は…」 アイリーンがクマの名前を考えながら歩いている時でした。ふと窓に目をやると、アイリーンと背丈が同じの男の子と帽子をかぶっている男の人がいました。 「何してるのかしら?」 その光景をじっと見ていると、何やら男の人と使用人の1人が話していて、涙目になりながらも男の子は城の門へと入っていくのでした。
日向葵
日向葵
初めまして、日向葵です。 恋愛系の小説を書いています^_^ 読んでいただけたら幸いです! フォロー、コメントやいいね!もして下さると励みになります(≧∀≦) よろしくお願いします。