こんな僕でも救われたい 一
僕は自分が嫌いだ。
僕には長所がない。
周りの人は、絵が上手いとか足が速いとか、頭が良いとか言う。「完璧で凄い」と。確かに、大抵のことはできる。周りよりできる事が多いのかもしれない。だけどそれは、秀でたところがなく、長所がないと言える。
小さい頃みんな憧れる完璧な主人公。なんでもできて、みんなから愛される。
けど、現実はそんなんじゃない。完璧な人にはこれといった誇れることはないし、成功しても自他共に喜びが薄い。
それに、周りの人は避けがちだ。バカな方が可愛いし一緒にいて安心できるから愛されやすい。だからいつも孤独で、本当の自分を見失う。
だから僕は、そんな自分が大っ嫌いなんだ。
それは学校からの帰り道だった。いつも通りのメンバーで、ほぼ同じ道。この日も変わりない日常になるはずだった。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/3/11 7:58
最終編集日時: 2023/3/11 8:35
とあ
はじめまして。叶愛です!
自由に楽しく書けたら良いなと思っています。
※しばらく浮上しません。
もしお時間あれば、ちょっとだけ読んでみてください!