誰よりも特別

いつからだろう。 あなたと息が出来なくなるほど、笑うことが無くなってしまった。 もしまた心の底から笑い合える時が来たら、きっとまた息が出来なくなる。 いや、息なんかしたくない。 あなたと笑い合ったこの空気を、一生私の中に閉じ込めてしまいたいから。 閉じ込めたまま窒息すればいい。 隣を歩くあなたの横顔。 もう何千回も見た。黒子の位置も、数も、大きさも、全て覚えているはずなのに。
すまる
すまる
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