暗い空の下で 4章
集合時間19:00。和田多井峠前に来た。ここは、下りが急だ。立ち入り禁止だが気にせず来た。時間はまだ早いのでみんなでこれまでの苦痛を共有した。苦痛を吐き出す時は涙ながらに話していたが、吐き出した後は気が楽になった。
最後の人は、10才程度の男の子だった。ただ、痩せ細っていて顔にあざなどがあった。その時、服を脱いだ。そこには、あざや、やけどがあった。そして苦痛を話始めた。
その子は、毎日のように体罰を受けていたようだ。学校には行けたが、学校に行く回数を制限されていたようだ。
「あんまりじゃないか」
そうして、話終わるとみんなが涙ぐんだ。その時、俺は言った。
「お前、やり返さなくていいのか。」
ただ、その男の子は心配そうに言った。
「やり返したいけど…やり返せない。だって1人じゃん、僕。」
何誤解してるんだ。こんな未来があるやつが自殺しようとしている。そんなやつに手を差し伸ばさないわけがない。
「何言ってんだ。俺らがいるじゃねーか。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/3/26 4:32
最終編集日時: 2023/3/26 13:22
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
Sho
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好きな曲はトンデモワンダーズです。
一応皆伝5粒です。