2.0足歩行
雨上がりの煙はいつもよりゆっくり登っていく。今日みたいな日の煙草も好きだ。また深く肺に入れゆっくりと吐いた。残りの煙草がもう短い。
明日も早い。家に帰ろう。そう思い煙草の先を地面にすった。虚しく残った火をサンダルで踏んで潰した。
何にも期待していない。やる気もない。
でも諦めるには何かがたりない。
僕は目を閉じて何かにすがるかのように歩きだした。
***
暑い。クーラーが壊れている。
テレビをつけると天気予報が流れていた。今日は35℃をこえて蒸し暑い日になるそうだ。こんな日にクーラーが壊れるなてたまったもんじゃない。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/8/31 14:00
最終編集日時: 2022/8/31 20:01
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