涙のくちづけ(詩版)

 「ねぇ。あのさ」  「…一夜だけの、キスしようよ」  二人の間には夏風が吹き抜ける。  目と目が合う。  目の中のその恋色が瞳に映る。  「恋をしようよ。私と二人。何もかもから逃げて」
宮浦 透 Miyaura Toru
宮浦 透 Miyaura Toru
みやうらとおるです。小説書いてます。興味を持ってくれた方はアルファポリスや公式LINEにて他の作品も見れます。