愛は残酷さを救う#1
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
雨が降る中、とある夫婦が殺された。女性は赤ん坊を守るように倒れ、血が流れる腹を抑え死んでいる。男性は包丁を握りながら仰向けに倒れて死んでいる。家の中は家族の思い出がいっぱい詰まっていた。
「おぎゃあ!」
私は母親の手を払って赤ん坊を抱き抱えた。また犯人がここに来るかもしれない。赤ん坊だけでも守ってやりたい。私は、大きな白い翼を広げて、森へ飛び立った。
夫婦が殺されてから5年が経った。あれから私は、赤ん坊を森で育て続けている。その赤ん坊は優しい女の子へと成長している。
「おかあさま!おいしそうな木の実をとってきました!」
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/2/29 14:43
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
BULL
主に、暗い系メイン。
明るい日常系はごくまれに更新。
明るい系好きな方はすみません…