第6話 想定外の事態
「さてと、これで……全て解決ね。あとは、あの変態イケメンの直樹だけ。戻ってきたら、わたくしの傀儡にしてあげませんと」
直樹が飛緒の元から戻ってくるのを待っていた。何をしようとしているのか予想もつかない。だけど、魔眼の力があるから全く気にはしていない。早くわたくしの元へ戻って来てと願うばかり。
「華連絡様! ただいま戻りましたっ。しかし、残念な事に……あの絶世の微女が、どこにも見当たらなかったのです」
「そ、そう……。まぁ、いいわ。それよりも……」
「ご褒美ですね! 直樹、感激で涙が出そうですっ」
「い、いえ、ご褒美ではなく……。まぁ、そうね。ご褒美ですわね。ふふふ、さぁ、直樹。わたくしの瞳をご覧になって?」
これで完全に当初の計画通りになる。魔眼を解放し、直樹を傀儡へと仕立てあげる。やはり、魔眼の力は強力なのだ。直樹の顔から感情が消えていく。これでやっと……わたくしの人形になったのね。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/10/14 11:22
🦋🎈朽木昴@小説書いてます❄️💧✨ .:*☆@💙 ✨テケトー都市民
長編ラブコメをメインで書いてます。
野いちご、pixivをメインとして活動中。公募にも挑戦してる最中。
現在、お試し使用中のため、少し書き方変えています。