第八十五話

程なくして、恋雪が目を覚ました。恋雪は何故か、伊佐にベッタリだった。 「……!」 顔を真っ赤にして頬を膨らませている伊佐。清海が笑いながら、その辺にしてやってくれと恋雪に伝えるが、恋雪は伊佐の右腕にくっついて離れない。ニコニコしながら、ピッタリとくっついている。伊佐はくっついかれていることよりも、恋雪の持て余すほど大きな大福が当たっていることに、頭がいっぱいだった。 「や、やめてくれ…。」 「だって、お兄ちゃんみたいにかっこいいから〜。」 えへへ、と笑いながら真っ赤になった伊佐を見ている恋雪。沙恵はそれを見て眉をひそめた。
澄永 匂(すみながにおい)
澄永 匂(すみながにおい)
金・土曜日辺りに更新予定。更新✖️週あり。 素人なので文章がぎこちないですが、温かく見守ってください。 中学生の頃に作っていた話(元漫画予定だったもの)を書けたらいいなと思い、始めました。