if グルメな短編小説

 ボク達は図書室へやってきた。普段から静かな場所だが、夏休みは生徒はもちろん図書委員もいない。外からの雑音も入らず静かさがより深みを増している。 「君は図書室が好きそうなイメージだね」 「そうかな? ボクは少し騒ついてる方が落ち着くけどね」 「優等生め……」  何故だかイフ君とカノコ2人から恨めしそうな顔で見られている。 「と、図書室の怪談ってどんなのがあるの?」 「本が勝手に動くとか生前本が好きだった生徒の幽霊とか悪魔を呼び出す禁書とかかな」
かえる侯爵
かえる侯爵
かえる侯爵をよろしく。 ホラー連載:【if〜令和版学校の怪談〜】 Twitter→ @kaeru_yokogao