再来

再来
 俺、川西トモキ!今日久しぶりに中学の友達と会えるってなってすっげえ嬉しい!夏休みの期間のこの時期ってほんとあちぃのな。まじクーラーないとやってけない。でもさ、今日はあんまり暑さを感じない。台風が迫って風が強いからかな?晴れ間が少しある曇り空を見上げる。友達が来るまでに、危うく空に飛ばされそうだぜ。    みんながポツポツと集まってきた。ユウとダイキとノゾミ、ショウタ。小学生の頃からの幼馴染。ユウはサッカー大好きで、ダイキは剣道で全国行ったんだよなあ。こいつら二人は成長していい筋肉ついてるな。羨ましいぜ!うわ、密かにノゾミをかけて戦ったことまであった親友のショウタが……やっぱイケメンになってるじゃねえか!髪型まで流行りのカンジかよ。でも俺の自慢の親友だけあるな。誇らしいぜ!ノゾミちゃんは……いうまでもなくかわいい!美脚!最高だなー。ユウが周りを見回して言った。 「みんな揃ったね」 「懐かしいよね〜この神社。木登りしまくってたよね」 ノゾミちゃん結構破天荒だったもんな……。 「あの日々を思い出すよな」 ダイキもそう呟くと、みんな思い出すように空を見上げた。 「ダイキ、そういや進路どうなった?」 「実はオリンピック選手を教えてた人に大会で見込んでもらってさ。マジの剣道の方進もうと思ってる。」
倚吏
倚吏
倚吏(より)です よろしくお願いします 受験期を無事終えてゆっくり執筆を再開中。