ハイボール

とっくにハイボールの酔いは覚めてしまって あなたの嘘にも気づいてしまったよ また何の気もないように振る舞って 眠い目こすって玄関でバイバイ あの子があげた灰皿が目に映って どこか負けたような気になってしまうよ ああそれでもいいこれでいいと言い聞かして 知らない街に溶け込む
片桐 Hakubi