神宴(3)

神宴(3)
「久しいのう!元気にしておったか?ユメクイ、ハクジツ」 「そうりゃあもう」 「村人たちがいい夢を見てくれますからね、腹も満たされます」 ニコニコと笑うユメクイと、微笑むハクジツ。 お狐様の背中に隠れ、着物の隙間から覗き込むユキに気がついたハクジツが言った。 「そなたがユキか?小さいのう」 「そうじゃそうじゃ、かわよかろう?」 自慢げに言うお狐様とは対照的に、隠れるユキ。 「おやおや、人の子とは。このように美しいものだったか?外だけでなく内も美しい。ムゲン様には勿体無い」 「失礼じゃのう」
志筑 天空
志筑 天空