第一話 奇人変人その上後輩

休日、部室でいつも通りの活動、と言うほどでも無い、ただ一人静かに本を読んでいるだけ、そんな活動に勤しんでいた。思えばそんな普段している日常の一部を部活という名目の元行うだけであまつさえ活動に「勤しんでいる」ということもできるのだから勤勉さというものは思っているよりも大したものでは無いのかもしれない。そんなふうに働いている人間全てに喧嘩を売ったところで、ついこの間この部活に入部した、新入部員であるところの一年生、園崎かえでが部室に入ってきた。扉を開け、一歩入ったところで何やら教室中を見渡している。何を考えているかはわからないが、ここは教室というには色々ごちゃごちゃとしてるからな、見慣れないのだろう。確かに僕もこの教室離れした部室には驚かされたものだ。もう慣れたが、始めは部室というより秘密基地だと思ったくらいだ。 「おはようございます」  俺と目が合うと、気持ち悪いくらいに気持ちのいい笑顔で挨拶をして向かい側の机に荷物を置いて椅子に座った。そして開幕一言、 「先輩、今日は休日ですよ、暇なんですか」 「お互い様だろ」 「いえいえ、わたしはたまの休日にお友達と遊ぶでもなく、この小汚い教室で読書に勤しんでいる先輩を嘲笑うという確固たる目的を持ってここに来ましたので、暇だなんてとんでも無い、観光に来るのと同じくらいのワクワクした気持ちでここまで馳せ参じた所存です」 「珍獣でも見に行くみたいな気持ちで馳せ参じてんじゃねえよ、見せ物じゃねえんだよ」 「おや、そうでしたか、残念。餌やりできるかな、と胸を踊らせてここまで来たのですが、」 そう言って、がっくしと肩を落とす園崎 「バカにしてるよな、なあ?」
アマガミ
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笑顔は正義 ということでクスッと笑えッてもらえる楽しいお話を書きたいです 高校生です。どうぞよろしくお願いします