想いは永遠に
丘を見守る一本の木、その下に立つ小さな墓、手入れもされず、置いた花もどこかに行ってしまっている。
フィーガ「今年もこの日が来ました」
そこに立つ一人の青年、手には綺麗な花束。
フィーガ「もう私だけになりましたね…」
花束を置きいるはずのない存在に話しかける。
フィーガ「聞いてください、貴方の残した歌がまた人を救いました、喜ばしい事です、ナートとオットーが世界中を駆け回って貴方の曲を歌い遂に成し遂げました…」
返事もない、音もない、ただ風が吹くだけの世界。
フィーガ「…流石、最高傑作」
悲しげに言う声もおそらく届いていない。
フィーガ「…」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/10/7 12:12
山代裕春
初めまして、山代と申します!
気軽にヒロさん、ハルさんとお呼びください。