木綿のハンカチーフのその後

木綿のハンカチーフのその後
恋人よ 僕は旅立つ
東へと 向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ

いいえ あなた私は
欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで帰って 染まらないで帰って

恋人よ この都会には
君の住む街よりもずっと
光輝くダイヤが見つかる
君に 君にも見せたい

いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっとこの街の人ほど
きらめくはずないもの きらめくはずないもの

幼馴染よ 口紅付けた
美しい 人がここに居る
僕の晴れ姿を君に送るよ
写真 写真を見てくれ

いつも 二人
寄り添っていたつもりだったの
でもあなたの姿は
私を置いて行くの 私を置いて行くの

恋人よ 助けておくれ
ぼくはずっと間違えていた
あの頃の僕は 都会に埋もれていた
ぼくは ぼくは帰れない

これで 最後のお手紙
幸せを願うわ
今 私の隣に
運命があるもの 運命があるもの ねえ 涙拭く木綿の
ハンカチーフ送るわ ハンカチーフ送るわ
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