現代侍 最終章 其の17

現代侍 最終章 其の17
侍を家に招いた翌朝。 鞠家牡丹は、いつも通り自宅の玄関を一人で出て、通学路を辿る。 もちろん誰も残らない自宅に向かって「行ってきます」とは言わなかったが、重要なところはそこではない。 家に招いた侍はどうしたのかと言うと。 玄関から外に出た牡丹の上から降ってきた。 「お早う。良い朝でござるな」 「シュタッじゃないのよ。出てくるな。昨日の夜から忍んでって言ったでしょ」 「朝の挨拶は大事だと思って」
P.N.恋スル兎
P.N.恋スル兎
嫌なことは嫌々やれ。 好きなことは好きにやれ。 名前は、兎年から始めたのと、DoDが好きなのと、ポルノグラフィティが好きなのでそこから取ってます。