現代侍 最終章 其の17
侍を家に招いた翌朝。
鞠家牡丹は、いつも通り自宅の玄関を一人で出て、通学路を辿る。
もちろん誰も残らない自宅に向かって「行ってきます」とは言わなかったが、重要なところはそこではない。
家に招いた侍はどうしたのかと言うと。
玄関から外に出た牡丹の上から降ってきた。
「お早う。良い朝でござるな」
「シュタッじゃないのよ。出てくるな。昨日の夜から忍んでって言ったでしょ」
「朝の挨拶は大事だと思って」
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/6/2 0:11
最終編集日時: 2025/6/4 22:34
P.N.恋スル兎
嫌なことは嫌々やれ。
好きなことは好きにやれ。
名前は、兎年から始めたのと、DoDが好きなのと、ポルノグラフィティが好きなのでそこから取ってます。