八呼神氏村(やこがしむら)
「ヤバイヤバイ、ヤバイじゃん、今日、今日は、八月八日だよ、あぁ、あぁ、雨雲が流れてきたよ!月子さん」
「うん、リスク高いけど、君にしか頼めないの、大丈夫、大丈夫だから」
月子が八神光光呼《やがみみつひこ》出会った、というか、探し当てたのは八ヶ月前だった。月子が探し始めて一六年経とうした時だった。
八呼神村は東経一三五度に位置しており、現在はその村の名前は地図上からはなくなっている。それは、その村の真ん中にある八面神之池《はちめんがみのいけ》があり、人が近づかない方がいいと考えられていて、江戸時代後期に、過疎化が進み、居住地にそぐわないと認定できなくなったということだ。
表向きはそんな理由だか、知る人ぞ知る村の言い伝えがあった。
八呼神氏村に憑いた八面神が八日毎に災いを齎すということがあり、それは、無作為に ここの村人に稲妻を落とすということだ。その結果は言わずもがな、あの世行きなのだ。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2022/5/30 16:50
H.K