透明な君が消えるまで#12

透明な君が消えるまで#12
普通の日常が戻ってきた。 あの子達はボク達に関わらなくなった。蒼真くんや湊くんが守ってくれたから。 ボクのせいで2人がって申し訳なく思う気持ちも大きい。だけど2人はいつもボクと一緒に過ごしてくれた。 2人の前では好きな物も隠さないでいられた。 「今日はちょっと天気が崩れるらしいね。」 ある日の帰り際蒼真くんがそう呟いた。 「じゃあみんなで相合傘して帰ろうぜえ?」 湊くんがボクの傘を見て笑いながら言った。 「しょーがないなあ。」
叶夢 衣緒。/海月様の猫
叶夢 衣緒。/海月様の猫
綺麗事が救いにならない夜の話。 正しさに置いていかれた感情と、 救われなかった青春の残骸。 優しい言葉ほど、いちばん痛い。 2023年 2月27日start 3月3日初投稿