風の標し第2部 その11

風の標し第2部 その11
じゃ……りぃ……  黒い足が アスファルトをしだく……  月が紅い  少年は 走った  肩から塾の鞄が 滑り落ちる  がしゃあ……ん  鞄がぶちまけられて 缶の筆箱が 激しい音をたてた  サイコロ鉛筆が ころころと転がる  から……ら  鉛筆は ぴたりととまって
古都綾音
古都綾音
ライトノベル等書いてます よろしくお願いいたします 主に巫女ものがすきです 和風ファンタジー どうぞいらっしゃいませ ド天然おばさんでーす 一緒に書こうよ 幸せを💞がモットーでーす\(^o^)/ 元 蛍里 時雨です 風の標しは16年も前の小説を書き足してます なのでね出てくる携帯が ガラケーだったり 自動改札が普及し始めたりも❣️ノスタルジックな冒険をお楽しみください