Memory Rain

俺の母は雨が大好きだった。 理由を聞くと、父と出会った時雨でびしょ濡れだった見ず知らずの母に傘を渡してくれたのだとか。 よく分からないがそれが忘れられなくて雨が好きになったらしい。 だからよく雨の日は空を見つめて、和かに思い出に浸っていた。 俺にとってはそんな母が微笑ましかった。 そんな母が去年死んだ。梅雨真っ最中の時だった。 雨でトラックが母に気付かずそのまま轢かれた。
ゆぽ
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気ままに小説を書きます。投稿してる物は基本メモの過去作です。