七夕
たとえ遠距離恋愛であっても、私たちならやっていけると、そう思っていた。
でも時間の流れは残酷で、サンタが来なかった翌朝の残念感も、一昨日のお昼ごはんのメニューも、大事に育てた、彼への大好きまでもいつしか
ブラックホールのように呑み込んでいく。
彼も今頃は夜を眺めていたりするのだろうか。
会うことの出来ない一年は永遠のように長く、
『次はいつ会えるかな』
なんて言葉を打っては消し、打っては消した。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/7/7 7:22
∅刹那の舞∅
基本単発