深淵の歪 第2章 Ep.12(後半) 「紫怪の館 2F」

2階に来た私達はまず左側の廊下を通った。個室は3つあり、「007」「008」「009」があった。 そして、まず007を入った。中は食堂となっており008と繋がっているようだ。そしてベチョっと生々しい音が聞こえた。それはまるで無理矢理くっつけたような目玉をいっぱいつけた肉塊であった。それはノソノソと私達の方へ動く。 すると… 肉塊は大きな口をあけてとてもじゃない奇声を上げた。そして肉塊の目から触手みたいなものが出てきた。 それはあまりにも見るに耐えない姿だったし、奇声で、仲間が寄ってきたようだ。数はざっと10体… 彼らはよってたかって私達に触手を飛ばしてきた。私は刀で切り刻む…切ったが、相手の触手はまた再生した。キリがなかったが、死月が食堂にあったビール瓶を肉塊達にばら撒いていった。すると、肉塊達はふやけ、弱体化した。 その状態で切ってみると…見事再生まで相手は多少時間がかかるようなった。 柚梨は「浄化の咆哮」と、ワァァァァァと柚梨が咆哮をして、2体の肉塊が塵になった。
Midori9608
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