月が照る頃に僕の家に来て。

月が照る頃に僕の家に来て。
胃に消え入った薬は数知れず、 今日も薬片手に窓を見る。 錠剤ばかりが棚に増え、 空いた瓶はゴミ袋に溜まっていく。 瓶を開け、手から溢れるほど取り出す。 風邪の症状もなければ寝れない訳でもない。 ただ心の中の雨雲を晴らしたいがために 太陽と同じ形をした薬を飲み込むのである。
もちもち金斗雲
もちもち金斗雲
書きたいままに、頭に浮かんだ映像を文字にしています。たまに二次創作も書きます。基本サムネは自分が旅先などで撮った写真かフリー素材です。いつもいいねありがとうございます! 投稿頻度が高まったり落ちたりしますが、隙を見計らって投稿していきます。