決着

体内の力の循環に意識を向けて集中し、 胸の前に出した手の中に力を貯める。 目の前の敵を倒すために必要な力加減で。その力の大きさに過不足のないように。少なすぎても倒せず、多すぎても無駄な力を使って自分が疲労するだけだ。 だからこそ、力配分は間違えないように。 “うん、十分…“ その瞬間、 −−ピカッッ!
リス
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