帰れ米太
米太と云う名の男がいて、私の彼氏であるのだ
こめたと書いて、べーたと読む
普段はべーた、べーたと呼び捨てにしている
ある夜、米太と会う約束をしていたら、米太の兄から電話が掛かってきた
母親が危篤だから、すぐ帰れ、と伝えて欲しい
直接電話した方が早いのに、と言ったら、あの馬鹿、こんな日に限ってスマホを忘れやがった
そろそろ待ち合わせの時間だわ、と部屋を出て、エレベーターに乗った
一階を押す
5~4~3~2~1と表示が点滅して、扉が開くと、そこに米太がいた
思わず、叫んだ
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2023/1/18 12:49
病葉
読専なんですが