ナイト・キャッスル 第十二話 衝撃

ナイト・キャッスル 第十二話 衝撃
行きなれた見習いの棟の図書室に、沢山の人々が集まっています。軽症と言えど辛い思いをされた方ばかりなので、できる限り要望には答えるようにと、コスモスさんから指示がありました。 「う…あ…ルー…シ…。」 先程までぐっすり眠っていらっしゃったお客様が、急にうわ言を言い始めました。どうしましょう…、先輩方やコスモスさんは忙しそうですし…。あれから何度か見学実習をしましたが、実際にお客様と会話したことはありません。ですが… 「ど……こ…あ…うっ…。」 とても苦しそうです。一か八かですが、やってみましょう! 「あのっ…大丈夫ですか…?」 「うう…。」 「あの…?」 「あっ…」
月宮ちさき
月宮ちさき
中学3年生の月宮です。 演劇部 よろしくね。