濁と純
付き合って2年の彼氏がいる。ただ、2年も付き合っているからこそ、お互い見えて来るところもあった。ただ、最近の彼は、私に見せる笑顔がなくなってきた。表だけ笑って裏では笑っていない、そんな笑顔だった。
不安に思って、彼氏のスマホを見た。
本当に、彼氏のスマホを見ることはいけない行為だったと思う。だけど、それより不安の方が強かった。彼氏のスマホを見て私は驚いた。
後日、彼氏に今日行きたいところがあると言われて、誘われた。
着いた場所は、カップルで人気の展望台だった。
展望台に着いた頃には、彼と私に会話が無かった。
沈黙の中、私は綺麗夜景を見た。少しだけ彼の顔を見ると、彼と目が合った。
彼の顔には、不安が混じった笑顔を向けてくれた。
そして、何かを決意したように彼は「あのさ、話がある。」そう言った。
何かを言われるのかはどことなく分かっていた。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/22 8:02
最終編集日時: 2025/7/22 13:46
鱗