インスタント宇宙旅行 〜十六夜〜

インスタント宇宙旅行 〜十六夜〜
行き同様にNOAはとても静かに移動していた。 星来は1人で真剣な顔をしてタッチパネルをいじっている。 「……おかしいな……」 そう言うと星来はまたタッチパネルとにらめっこを始めながら、ぶつぶつと何かを呟いている。 (星来、大丈夫かな?) 邪魔にならないようにと思い、声をかけずに見守っていると、 「……ごめん、冴夜。……もしかしたら、マズいことになりそう……」 「えっ……私たちちゃんと生きて帰れる……よね?」 「うん、それはNOAの構造的に大丈夫。問題なのは、到着地点がズレる可能性があるってこと。」 そう言いながら、星来は私にパネルが見えるように体をずらした。
千莵
千莵
今年度は頑張って投稿頻度を上げたいです!