同じもの

正反対の人間とつるむのは難しいことだと前から思っていた。 なんであんなやつとつるんで仲良くしてきたんだ。バカバカしい。 いつもとなりに歩いているあいつはもういない。 「あーあ」 通学路の途中にある丘の上で俺は今日も学校に遅刻するのを試みる 「ここだとよく眠れんだよな。なぁ?」 視線を横に向けてわれにかえる。 「…」 まだ自分にも名残りおしさがあるのかもしれない。そんなの認めたくは無かった。
鉛筆
鉛筆
小説家になりたいです