日常

日常
 朝アラームより先に目が覚める。準備をしようと思っても動かない体。ぼーっと天井を見つめる。何も考えずただ何もない天井だけが視界に広がる。  突然アラームが鳴ると、さっきまで動かなかった体が目を覚ます。顔を洗って鏡の中の眠そうな自分を見つめると、なんだか悲しくなる。友達の前にいる私とは別人すぎて。もしあの子ならこんな気持ちにはならないのかな。大きなポーチを開けて、今日も可愛い自分を作る。正直嫌になる。こんなに時間をかける自分が馬鹿らしいとも思う。 でも、こうでもしないと、 あの子の隣にはいられない。  今日も可愛い自分で堂々と歩き出す。
濁点
濁点