フレイル=サモン〈CⅩⅩⅩⅩⅤ〉
サウラ国領土〈ジェノバ中央都市・中央道〉
茜色の空には丹霞がかかり、肌寒い気温とは裏腹に燃え上がるような彩色を飾っている。フレイル,シノ,ラノス,ユメは、中央都市を縦断するように街道を北上していた。目線の先には、息を呑むほど大きなジェノバ王宮が堂々と存在している。
昼間にさんざっぱら見た人の流れは未だ途絶えておらず、賑やかな声と活気がこの都市の豊かさをひしひしと感じさせた。とー
「ねえねえフレイル、今日のごはんは?」
人混みに紛れて聞き取りづらかったが、今のはシノの声だ。フレイルは宙空を見て唸った。
「うーん、そうだなぁ……」
なるべく自炊はしたいと思うし、手が込んでなくていいから何か食べたい気分ではある。がしかし、その……
「?。何を考え込んどる?」
ラノスは心配そうに顔を覗かせた。よほど悩んでいるように見えたのだろう。まあ、よほど悩んではいたんだけど。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/3/5 10:55
クリオネ
※注釈※
時折り過去話に手を加える事があります
(大きく変えた場合は報告します)
定期的なご確認をお願いします。
novelee様の不具合か、
長い文章の一部が
途切れている場合があります。