ひとり、ごと闘病日記②

ひとり、ごと闘病日記②
2023年、9月10日。 時たま、心がきゅう。と締め付けられるような感覚が、心がざわざわするようなそんな感覚が私を襲うのです。それはふとした瞬間に現れるのです。そわそわして、落ち着かない。何をしても落ち着かない。 私にとってそれはとても苦痛な事で、いつかまたそれが訪れる。それが怖くて、怖くて。 でも私にとって絵が私の心の支えとなっていました。絵を無心で集中して描いていると、その時だけ苦しい思いがもやもやが消えるのです。 絵を本格的に描き始めたのは去年の春頃の事。(子どもの頃から絵を描くのは好きでしたが)考えも無しに細かな絵を描いてみると、周りの反響が凄かったため、もしかして自分は凄い才能があるのでは?と心が踊っていました。もちろん、私の絵は下書き無しで描いているのでそりゃぁ、驚かれる方も多いかと思いますが、私にとって褒められる事は凄く嬉しいものでした。 絵を描き始めてから段々と心が安定していき、駄目な時はそれこそ絵を描く。それを繰り返していくうちに少しづつですが落ち着いた生活が出来るようになりました。 ですが、冒頭でも言った通り、時たま心がざわざわする感覚はまだ残っているのは確かです。ですが、これといって根本的な解決方法はありませんが、絵があるから、生きようと思えるのです。応援してくれる人達が居るから明日も頑張ろうと思えるのです。
春乃 秋
春乃 秋
さの あき と申します。絵を描きながらのらりくらり。心の病気と8年間闘いながら日々過ごしています。絵を描くこと、そして、動物と本が大好き。小説の画像はPinterestから。