頬っぺた

頬っぺた
あの日。 君が傘を忘れた日。 僕は初めて誰かを心から幸せにしたいと思った。この人となら生きていきたいと初めて思えたんだ。 中学三年の6月。 もうそろそろ受験に向けてみんなの気持ちがピリピリし始めていた頃。僕は志望校は愚か、高校になぜ行かなければならないのか、、どうして僕は勉強しているのか。という問にひたすら悩まされていた。6月は梅雨の時期。僕の憂鬱な心に比例して雨はどんどんとまして言った。
鬼宮 沙織
鬼宮 沙織
短いけど刺さる小説を!をモットーに頑張ってます!自分の思いをぶつけてるだけなので気楽に読んでください✌️