15分で書くお題:足跡

波打ち際で手を繋いで歩く。 私たちの通った跡を、たちまち白く泡立った波が覆いかぶさって、何もかもを曖昧にしていく。 それがどうしても寂しく感じて、知らず知らずのうちにたちどまっていたようだった。 「どうしたの?」 不思議そうな声で、隣から顔を覗き込まれる。
いい たけひこ
いい たけひこ
自分の好きを詰め込んで書いているので、それが同じように好きな人に届いたら、とてもうれしい