いじり

いじり
小学校の時の俺は人をいじることが好きだった、理由はまわりの皆も相手自身も笑ってくれるから。 ある日俺は一人の女子に目をつけた。 そいつは髪がモサモサで眼鏡をかけている、所謂陰キャそのものだった。 俺はそいつをいじってみた。 けどまわりの皆は笑っているくせに、そいつだけは笑わず、眼鏡越しに俺を睨みつけるだけだった。 そいつを笑わせてみようと、俺なりに色々してみた。黒板消しが落ちてくるように仕掛けてみたり、虫を沢山そいつの引き出しの中に入れたりしてみた。 そんな俺を「流石にやりすぎ」だと言って止めてくるやつが出てくるようになってきた頃、周りにいるクラスの奴らは俺から距離を取るようになっていた。
Weiß
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成人済み@大体読み専 作品は手紙などをモチーフにしたものが多いかと思われます ※全てフィクションです さり気なくフォローや♥を押します 内容はしっかりと読んでいます 反応が早いときは暇で仕方が無い時です、大体は