すき間商店 第七話
「自分が本当に行きたい場所。」
抄子は心の中でマーゴの言葉を繰り返した。
「場所というのは捉え方の一つだよ。場面と捉えても良い。君が心から行ってみたい未来をイメージするんだ。」
マーゴの言葉に抄子は目を閉じた。
相変わらずコーヒーの湯気が抄子の顔を優しく包み込んでいる。しかし、さっきまでの悲しい表情の抄子ではない。前に進み出したいと思う一心だった。
「なりたい未来の自分、こんな生活を送っていたい未来の自分。」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/12/29 14:42
最終編集日時: 2024/12/30 1:38
スカビオサ🪻
27歳会社員をしています。
自己表現の場として自分の作品を掲載していきたいと思います📖
少しでも感情を揺さぶれる作品を書いていきたい思います✏️