ベンチとアルコールと

結局、このベンチの上で泣いてばかりだった。 隆弘はそこを引っ越す前日、自身のここでの暮らしを象徴する、河川敷の思い出のベンチを訪れていた。 「結局、思い出しか生まれなかったな〜」 明日、この場所を離れる。
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