神道(4)
誰かが森を歩いている。
土の中で息を潜める芽さえも、芽吹き始めるほどに神聖なる存在がやってくる。
枯葉を踏み締める音が静かな夜の森に響く。
「ちゃんとついてきてる?」
高く、透き通る声がこだまする。
「ええ、後ろをお守りしております」
「もちろんです」
よかろう、と嬉しげに声をあげる女性が近づく。
「しかし、まっことめでたきかな。あのムゲンが嫁を取るなど」
華麗に夜道を歩くその姿は麗しくあった。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2026/4/3 12:15
志筑 天空