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−−受験から一週間後  後方でそわそわする母を無視しつつ、俺はパソコンを開いて時間を確認する。 「…後1分」  今日はユニヴェール歌劇学校の合格発表の日だった。インターネットのホームページ上で行われる合否判定。その画面の直前をぼんやりと見つめ、待つ。  もし受かっていなければと考えかけて、やめる。そんなの、一つに決まっているのに。 「ほら、照。時間よ」 「…あぁ、うん」  母の声で我に返る。そしてその画面を開いた。  部屋に沈黙が落ちる中、自分の番号を探す。そして_ 「…あ、ある」
マイズ
マイズ
なんかの間違いでI日が50時間くらいに増えないかしら。 書きすぎるマンことマイズです。 ぼちぼち進めます。幅広く好きです。 *がついているものとショートはオリジナルです。それ以外は2次創作。 最近タスク多くて投稿出来ておりませんが頭ん中では構成練ってますのでご承知おき下さい。