待雪草

待雪草
貴方に会える日。 いつもと変わらない朝なのに、なぜか朝日がやけに眩しくて。 いつもと変わらない私の寝癖なのに、なぜかあると嫌になって。 いつもと変わらない玄関なのに、なぜか空気が美味しくて。 いつもと変わらない通学路なのに、なぜか心が高鳴って。 いつもと変わらない教室なのに、なぜかずっと居たくなって。 いつもと変わらない帰り道なのに、なぜか泣きたくなるくらい寂しくて。 貴方に出会ってから、貴方が私の側に居てくれるようになってから、いつもと変わらないものが素晴らしく特別に感じられて。 それを見つけるたびに嬉しくて。 私は、また貴方に、恋をする。
あやめ