ヒメゴト

ヒメゴト
すっかり日が暮れた頃。 城の主の命令とは解っていながらも、レイトは部屋の前で頭を悩ませていた。 「…私にどうやって夜伽を教えろと?」 メイドらしからぬ高身長。おまけに低いハスキートーンな声と中性的な顔立ちが相まって、城主の娘であるアリスの指南役として抜擢されてしまった。 無論、レイトは男性では無いのだが… …だが部屋の前でまごついていても自らの首が飛ぶだけだ。レイトは意を決して、木製の重厚なドアをノックする。 「どうしたの?」 「レイトです。お嬢様、少しお話が」 「どうぞ」 ドアを開ければ、そこは別世界のようだ。
葉山 林檎
葉山 林檎
投稿は不定期。 ここは官能小説の書き場所とします。