刺青の刻まれた肌でココアを

こんな私でも、好きな作家はいます。 「青山美智子」と「谷崎潤一郎」 異色すぎると思われますが、ここには深い事情があるのです。 と言ってはみるものの理屈は簡単。 小説を書こうと思わせてくれた人。 それが谷崎潤一郎。 小説を書き始めて文体が決まってきたあたりで、感動をくれた人。 それが、青山美智子。 小説を書き始める前と後でガラリと好みが変わったのでしょうか。
一ノ瀬奏
一ノ瀬奏
いちのせ かなで(Ichinose Kanade)と申します。 創作の源泉は教室に響く乾いたチョークの音とどこか遠くから聞こえる先生の声。 そんな贅沢なBGMを拵えて、本来「有意義」と言われるべきだった時間に「無意味」をつらりと重ねること、それが私にとって何よりの至福でございます。 私の奏でる不協和音が退屈極まりない日常に、「ふっ」と鼻を鳴らして笑ってしまう、どこか間の抜けていて、でも確かにそこにある「ズレ」をお届けできれば幸いです。 もっとも、私の旋律が顔も名前も知らない貴方のお耳に馴染むかどうかは保証致しかねますが。