はなはだしく話す
ある朝、顔を洗うために鏡を見た私は、自分の鼻の頭が真っ赤に腫れ上がっていることに気づいた。
昨日鏡を見た時はこんなものなかったはずだ。
なんで今まで気づかなかったんだろう。
絶対にバカにされてしまう。
腫れは指でつまめるくらいには大きく、触ってみるとぶにぶにしている。触った後の指にはべたっとした皮脂の感触だけが残った。重さは全くなく、感覚はいつもと変わらない。
こんなものが鼻にくっついているのに学校なんて行けない。どうしよう。
そこで私は最悪なことを思い出した。今日、母は仕事に出ていて今はもう家にいないのだ。
つまり学校を休めない。
私は仕方なく学校に行くことにした。
とりあえず顔を洗って昨日の残りのシチューを温めて食べ、長袖の制服に袖を通し、髪は結ばずに家を出る。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2026/3/14 7:21
兎兎
気の向くままに書いてます
サクッと読めるタイプではないかもしれません