贖罪 第一話

贖罪 第一話
「じゃあ、また」 「うん。またね」 夕暮れどきの公園の前で、私たちはそう言って別れた。 ずっと友達だった。 楽しいことも、悲しいことも共有できた。恥ずかしがらずに、自分を曝け出せた。一番の親友。 だけど、私たちの間に“また”が来ないことを私は知っていた。 彼女の笑顔についた、初めてで最後の嘘だ。
月ノしずく
月ノしずく
はじめまして。月ノしずくといいます。文学部を出たわけじゃないし、学はないけれど、文章を読むのも書くのも好きです。 だから、ただ書きます。