英雄と蝶

英雄と蝶
『太古の昔、人々を襲ったのは残虐非道の魔神“モルモー”を筆頭とする魔物であった。そんなモルモーを討伐する者として白羽の矢がだったのが、ロシナンテだ。ロシナンテは強い仲間と出会い、冒険して、力を得た。その力を以てモルモーに挑むとき! もうどちらが倒れてもおかしくないような死闘の末に、遂にモルモーを討伐する!ロシナンテはこの日より、英雄と呼ばれるようになる。 その直後、神よりお告げが降った。 “アンブロシアという北の楽園に、褒美を用意した。そこに成る果実を食らうが良い。” そうして始まったアンブロシアを目指す旅。道中、大蛇やキメラなどにでくわしても関係ない!何故ならロシナンテだから‼︎ 北に向かう旅を続ける事長きに渡り、遂にアンブロシアに辿り着く! ロシナンテは迷いなく果実を齧った。すると、ロシナンテの体は一瞬光り輝き、不老不死となっていたのだ! その後、神によって天界に召され、武神となるまでの五万年間。ロシナンテは多くの善徳を積み、最期まで強く気高く美しかったそうだ。』 粗末な布団の上で一人の男が本を閉じた。男の視線の先には、天使のように目を輝かせる少年の姿があった。少年は、この“太古の英雄譚”が大の好物で、男が少年にこの本を読んでやった回数は一年の日数を遥かに凌駕する。この数は閏年にしても変わる事は無かった。 そんなロシナンテに憧れを抱く、天使のような少年の名は、プシュケ。男の息子である。
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!