逃げて
ずっと走っていた。
逃げるように、ひたすら走った。
後ろから怒鳴り声が聞こえる。
このまま殺されるんだと思った。
何でもない日に彼の家に行くと、サプライズと言ってケーキを用意してくれていた。いつも仕事お疲れさま、の意味だと彼は笑っていた。
ケーキを食べ終わって暇な時間ができると、彼はゲームをし始めた。わたしはその時間が堪らなく嫌いだった。構ってくれなかったから。せっかく一緒にいるんだから、ゲーム以外のことをしよう。一緒に何かしよう。ゲームはひとりの時でもできるでしょう。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2024/12/19 2:32
けい
ゆるりと好きな事を描いてます。