笑う
僕の彼女はいつも笑顔だった。
僕が受験に受かった時も
僕がデートに遅刻した時も
彼女が風邪をひいたでさえ、笑顔だった。
最初は彼女の笑顔以外の表情が見たい。
そんな些細な好奇心からだった。
「君は笑顔以外の表情はしないの?」
普通に考えれば、とてもおかしな質問だが、彼女は笑顔で答えてくれた。
「人間ですから笑顔以外の表情もしますよ」
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文字数: 809
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/5/5 23:31
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
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