クリスマスまで 第4話
私に当てられた仕事のケーキを詰める作業もだいぶ上手く出来るようになり、18時からまた開店するようで、実践になる。
「じゃあ、それまで休憩にしよっか。このケーキ、2人で食べちゃって」
と私がダメにしてしまったケーキをちらっと見て上杉さんは言うと奥に行ってしまった。
「怒らせちゃったかな…」
「大丈夫だ。上杉さんはこれくらいで怒る人じゃない」
「そっか。ありがと」
なんだかんだ、宮坂は案外良いやつなのかもしれないと、この数時間で分かった気がする。
「じゃあ、このケーキは俺がもらうから」
さっと、素早く宮坂が動く。
「は!?それって、お店ナンバ−ワンの人気ケーキって、上杉さん言ってたやつだよね?」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/12/25 18:06
最終編集日時: 2021/12/29 17:00
雪雲
今は「クリスマスまで」という連載を書いてます。
私の作品を読んでくれると嬉しいです!m(_ _)m